そもそも暗号資産(仮想通貨)って何?

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「暗号資産ってよく聞くけど、結局何なの?」

30〜40代で初めて触れる方にとっては、よく耳にはするけど、暗号資産を理解している人はまだまだ少ないと思います。

今回は、初心者でも安心して理解できるように、仮想通貨の基本をやさしく丁寧に解説します。

ようこ
ようこ

この記事を読めば、「仮想通貨って何?」という疑問がスッキリ解決できると思います!


暗号資産とは?

簡単に言うと、暗号資産はインターネット上で使えるお金のようなものです。

  • 現実の預金やお札、小銭とは違い実物がないデジタル上の資産
  • 世界中の人と直接送金・受取ができる
  • 高度な暗号技術(ブロックチェーンと言います)で安全に管理されている
ポイント

暗号資産とは「お金のデジタル版」だと考えるとわかりやすいです。
「紙のお金を持たずにスマホでお金のやりとりができる」とイメージすると、より理解しやすいでしょう。


電子マネーと違うところ

ここまでの話を聞いて「お金のデジタル版って、それ電子マネーじゃん」と思いましたか?

実は、私も最初はそう思ったのですが、大きく違います。

それぞれを簡単に表にまとめたので見てみましょう。

比較項目電子マネー暗号資産(仮想通貨)
発行する人企業や銀行などシステムが自動で運用
価値の裏付け日本円など裏付けなし
価格の変動1ポイント=1円日々値上がりと値下がりがある(需給関係で価格が変動)
利用できる場所企業や提携先の限定されたお店やサービス世界中の取引所・対応店舗などで利用可能
管理方法企業や銀行が残高を管理利用者同士が分散管理(ブロックチェーン技術)
代表例Suica、PayPay、楽天Edy、WAONなどビットコイン、イーサリアムなど
主な目的決済・支払い手段投資・送金・新しい金融システム

どちらもデジタルなお金ではありますが、
電子マネーは「日本円などをデジタル化した便利な支払い手段」、
暗号資産は「国に頼らない新しいお金の仕組み」です。


暗号資産の主な特徴

国や銀行に依存しない

  • 国が発行するお金ではないため、世界中の誰とでも直接やり取りできる
  • 銀行を通さずに自由に送金できる
  • 通貨を発行する国が政治不安に陥っても直接的な影響がない
どんな人にメリットがある?

① 海外送金・国際取引が多い人
 手数料が安いし、送金が早い、休日や夜間でも送金可能
② 金融インフラが整っていない国の人
 銀行がなくとも資産を保有できる。政治的な理由で通貨が暴落した時でも資産を守れる

デジタルで安全に管理される

  • 取引はブロックチェーンという仕組みで記録され、改ざんがほぼ不可能
  • 安心して保有・送金できる
どんな人にメリットがある?

〇 資産を自分で管理したい人
 現在の金融システムでは国や銀行など「誰か」が運用していますが、暗号資産は「システム」が運用しているので、「誰か」が勝手にデータを書き換えて奪うようなことは、ほぼ不可能です。

少額から始められる

  • 1円でも購入可能
  • 初めてでもハードルが低く、体験しやすい
どんな人にメリットがある?

〇まずは試してみたい人
 スーパーの割引シール商品を1つ増やせば、浮いた分から始められるので、お手軽です。

投資・支払い・技術利用ができる

  • 投資として価値の上昇を狙う
  • お店や個人間での支払いに使う
  • 次世代の技術に触れられる(条件を満たしたら自動的に支払いが行われるプログラムなど)
どんな人にメリットがある?

①将来の資産を自分で育てたい人
 円やドルの価値下落に備えた資産分散にもなる。
②世界共通で使える通貨を持ちたい人
 国に依存しないため、世界中の人とやりとりが可能
③新しい技術に触れたい人
 自動契約・NFT・DeFiに参加できる


まとめ

仮想通貨(暗号資産)とは、インターネット上で使えるデジタルなお金であり、ブロックチェーンによって安全に管理されています。

これまでの通貨にはない、新しい価値がいつくもあるので、少額から始めつつ、暗号資産の理解を深めていけると良いですね!

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