「暗号資産を始めるならブロックチェーンを知っておいた方がいいらしいけど、何だか難しそう…」
30〜40代で初めて暗号資産に触れる方なら、そう思うのは自然です。
でも安心してください。ブロックチェーンの基本はとてもシンプルです。

今回は、初心者でもわかるように図解イメージでやさしく解説します。
ブロックチェーンとは?
簡単に言うと、仮想通貨の取引を安全に記録する仕組みのことです。
「取引の記録をノートに書く」
そのノートはコピーが世界中に広がって、誰でも確認できる
書き換えはほぼ不可能
つまり、安全で透明性が高い記録システムがブロックチェーンです。
イメージで流れを解説
全体の流れ
① 取引が発生する
② 取引情報をネットワークに送信
③ 取引がまとめられ「ブロック候補」が作られる
④ マイニング(検証)で正しいブロックが作られる
⑤ ブロックがチェーンに追加される
⑥ 全員の台帳が更新される

取引データは、世界中に分散しているノード(参加者のコンピュータ)に送られます。
ノードたちは受け取った取引を一時的に保管して、「まだ承認されていない取引」として共有します。

マイナー(採掘者)と呼ばれる参加者が、「ブロックを正しい形で作れる」競走をします。
競走の内容は、簡単に言うとパズル解きです。特定の条件を満たすハッシュ値を見つける
これに勝利したマイナーは、そのブロックを正式な次のブロックとして提案します。

ブロックは、ネットワーク全体に共有されます。
他のノードもそのブロックの正しいものであることを確認して、問題がなければ「ブロックチェーン」に続けて追加します。
これが「チェーン(鎖)」として繋がっていくことになります。

そして、新しいブロックが追加されると、全世界のノードが自分の台帳を更新します。
これによって、全員が同じ取引記録を持つことができます。

こうして、一度記録された取引は、ほぼ書き換えできなくなるので、安心して暗号資産の取引ができるという仕組みです。
なぜ安全なのか?
- データは世界中のコンピュータに分散保存されている
- 1つのブロックを改ざんすると後ろに続いているブロックの内容が全て変わってしまうから、改ざんが一目で分かる。
- 取引が正しいかどうかは、大勢のノードがチェックして合意してから記録されるため、1人が勝手に記録することができない。(みんなで取引を確認する機能がある)
- 改ざんしようとすると、全世界のノードの過半数以上を乗っ取る必要があり、現実的に不可能なほどの計算量が必要です。
ブロックチェーンのメリット
- 透明性が高い → 誰でも取引を確認できる
- 改ざんが難しい → 不正が起こりにくい
- 仲介者が不要 → 銀行を通さず直接送金できる
まとめ
ブロックチェーンは難しく聞こえますが、ポイントはシンプルです。
- 取引データをブロックにまとめる
- 承認してチェーンでつなぐ
- 世界中に分散保存するので安全
何となく危なそうなイメージを持たれがちな暗号資産ですが、その仕組みは安全性をよく考えれたものでした。
30〜40代で初めて暗号資産に触れる方でも、この仕組みをイメージできれば、安心して暗号資産に投資できると思います!



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